2022年12月18日

APS-SR96:口封じ


あっという間に今年も12月でんな。
グリップの木工に取り掛かる決断が出来ない日は、口封じをするしかないなと・・・・目撃者を消した訳ではありません。APS-SR96の左利き用に開けられたノブネジ用のⅯ5のネジ穴を射撃時にできるだけ邪魔にならない低頭ネジで塞ぎました。これまでは、イモネジで目立たなく塞いでいたのですが,ネジに頭が無いのに機構部には届いておらず、ネジ止め剤で頭がフレームとツライチになる位の高さで止めていただけでしたので不安定な状態でした。てなわけで長めの低頭ネジが余っていたので、内部機構に干渉しない長さに切って蓋をした訳です。

そうです、射撃精度とは無関係な意味のない工作です。でも埃やアリさん(なぜか冬なのに2日ほど前に私の机の上を徘徊していました)が入らないですし(入る事ないやろ)、デザイン的に締まったと自己満足しています 。

でも、右側(操作側)のネジは単なる蓋ではなく、目盛り付きのボルトの太さのを補うカラー(アルミパイプで製作)を留めるが目盛り付きボルトには干渉しないように細かい単位での長さの調整をしています。(どうでもええわってどうぞののしってください)
 冒頭の写真にAPS-3が写っていますが、フロントサイトベースとシリンダーを繋ぐパーツを留める黒染めの六角ねじを、軽量で回りと調和したブルーのチタンネジに変更です。中華の有名Aサイト見付けました。2本で送料込みの598円の格安です。これまで通りコロナさんの影響もあり到着まで1カ月ぐらいかかる事を覚悟していましたが、なんと中国から6日間で到着してびっくりしています。

ついでにバウ用のトリガーのネジもアルミのブルーに替えています。

これまた普通に言えば意味のない工作ですが、単に色へのこだわりです。グラム単位ではトップのバランスが手元に異動したかも・・・

  


Posted by you-2 precision  at 18:15Comments(0)APS SR96

2022年11月25日

APS-SR96:シリンダー周り>ミリネジ


桑田さんちのシリンダー後部を固定するプラスネジですが、他のネジが全て六角穴ですので、六角穴のSUS(ステンレス)M4小頭ネジに交換しました。

替える前に付いていたのは、SS9時代からこのネジが使われていた、「私ミリネジですねん」を主張するえくぼ穴付きです。
普通の皿ネジを相当切削しているように見えます。
既製品の小頭ネジでいけると思ったのですが、高さが合わず私も結構削り込んでいます。これで六角レンチセットで全てがメンテが出来ますし、デザイン的にも違和感もなくすっきりしました。

またもや、細かいチマチマした工作に終始する今日この頃です。



  


Posted by you-2 precision  at 18:33Comments(0)APS SR96

2022年11月18日

APS-SR96:シリンダー周り>コッキングインジケーター



競技銃のコッキングインジケーターには必須の、赤いラインを入れました。
今日も、部屋が汚れるグリップの木工にどうしても取り掛れない自分を、すぐできるチマチマした工作でごまかしています。
コッキングインジケーターに目を付けたのは桑田さんのジュラコンピストンに変えたことにより、長さが合わずインジケーターが1㎝位飛び出すのを修正するため5㎜弱切断する必要があったからです。結構硬度の高いステンレスか鋼線で出来ており、切断は極細の糸鋸刃で苦労して切り取りました。ついでに赤ラインを入れるため、鋭利なヤスリを探して加工した次第です。

 欲を言えばもう少し太いラインを入れたかったのですが、何しろ素材が硬い!!
ちなみに2本入れたらッて思いましたが、下手すると つまようじの頭みたいになりそうで我慢しています。
ホンマに必要か?と言われましても 盆栽カスタムやから細部までこだわらせていただきますわ。


話は変わりますが、Batonさん チューニングの受注やめてメーカーさんとしての開発に専念するそうな・・・
意欲的な社長さんで期待してまっせ!この先温暖化ガスのフロンだけでなく、脱炭素社会が進んでCO2ボンベなんかもやり玉にあがる可能性も有りますので、ハンドガン用の新たなパワーソースの開発を期待したいところです。ついでに傘下の蔵前さんの機能だけは残してもらってね。カスタムおじさんたちの心のより所ですわ。
そう考えるとエアコキライフルはガスや電気も使わずアースコンシャスで将来の憂いなし、めでたしめでたし とっぴんぱらりのぷ でんな。

  


Posted by you-2 precision  at 18:46Comments(0)APS SR96

2022年11月16日

APS-SR96:シリンダー周り>スプリング

数少ないパーツの選択肢の内、スプリングは既述の通リ KM企画のAPS-2用0.98Jをその後も惜しげなく切り刻み、トリガーガードが無ければセットピンが自重落下するほどのゆるフン状態で使ってマルイの0.25g弾でやっと0.92J以下になりました。ところがなぜか0.29gグランドマスター弾では0.98Jがちらほらマークされます。威力のピークがどれぐらいの重さの弾なのか解りませんが、トレンドはもっと重い弾なのでこの先が危ぶまれます。
 そこで、思い切ってBTSのダイナマイト ではなく、BLSの0.43gを購入してみました。(ダイナマイトのような破壊力があるかも)一つ摘んだだけでも重さが伝わってきます。表面に綺麗な艶が有り加工の丁寧さが好印象ですが、ゴルフボールのディンプルの例もあり表面処理と空気抵抗の関係や流体力学的にはどんなもんなんでしょうね。

実際に0.43gで計測した結果、0.93Jまでに無事納まっていました。(1粒≒2円:勿体無いので5発だけにしました。 ケチくさ)

最後までピストンにテンションが掛かっていない切り詰めたスプリングは、少し弾速が不安定なような気がします。市販のエアガン用のスプリングや一般的な押しバネの規格品をみても線径1.0㎜の上が1.2㎜しか無く 合法的な威力でピストンに最後までテンションが掛けられる理想は外径とかピッチをさておくと1.1㎜の線径のようです。

スプリングを切断すると端っこの処理が気になるところですが、切断面をヤスリで削ったぐらいでは水平面は作れませんのでスペーサーに角度をつけて1周分保持するようにしました。名付けてスプリングパワースタピライザー(長いわ!)これで、スプリングが歪んでたわむ事なく力を真っ直ぐ伝える事が出来ます。アルミパイプを削っただけですが。。。。但し、これを入れただけでも0.03Jとか威力が上がってしまいますのでこの分またスプリングを切り詰めるのも何ですので、実際にはお蔵入りで使っていません。アイデアは良いと思うのですが・・・もしも「スプリングのパワーを余すところなくピストンに伝えたいねん」 っていう人はドラえもんの様に スプリングパワースタピライザー♬ と言いながら試してみてください。気休めにはなるかもです。
  


Posted by you-2 precision  at 18:25Comments(0)APS SR96

2022年11月09日

APS-SR96:シリンダー周り


以前からやろうとは思っていたのですが、シリンダー系統を触るに際し、セットピンが簡単に抜けるよう、蔵前工房舎さんのアイデアをパクっちゃいました。ごめんなさい蔵前さんから買ったsr20sですが、自分で出来そうな加工でしたので、セットピンの穴あけ+ねじ切りと、ストック下部の穴開けで2000円浮かしました。6㎜角の亜鉛ダイキャストの棒に縦にまっすぐ穴を空けるのは私が保有する道具では至難の業ですし、ストック下部の穴開けも位置決めに実寸を図るのに苦労しましたが 予想通りなんとなく旨く行きました。
私の場合、トリガーガードを追加しましたので、丁度その裏あたりに取り出し穴が開いており普段は隠すことが出来ます。
 で、早速シリンダーを桑田さんのステンレスにピストンも同じく桑田さんのジュラコンに、スプリングはKM企画の0.98Jってやつを9山も切ってやっと初日は0.92J平均で、しかし2日目に測るとなんと0.94Jになっていました。何でしょう・・・馴染んだ?オイルが行き渡った?成長した? 
おまけにトリガープルが良い感じに、コッキングもスムーズでトリガープルも軽くなった様に感じるのは、私が酒の飲み過ぎで感覚がおかしくなったのかな。
長さを切り詰めたのでかかるテンションは低くなったか同等で 線径が太くなった結果 戻るスピードが上がったとか。。。ホンマかいな・・・シリンダーとピストンの効率は良くなったと信じたいですが。
今後の経過を見守る事とします。γ-GTPの推移とともに。。。。


ブルートゥースでスマホに繋がる弾速計はとても見やすく比較的高価でしたが計測エラーも出ません。

マルゼンのオリジナルのスプリングはノギスでざっと測って約ですが線径1㎜で外径9.4㎜ 内径7.4㎜ 全長275㎜ KMの方は公称で線径1.2㎜ 外径9.7㎜ 内径7.4㎜ 全長230㎜です9山も切ると全長200㎜程度で、コッキングしていない状態ではテンション無しでセットピンが自重落下しそうです。度入りのゴーグルかけてニコッて笑いながら「セットピンはこの通り自重落下します」ってリポートしたいぐらいです。あかんやつやんそれ
オリジナルと内径が同じですので、スプリングガイドとの接触感を合わせやすく、バネ鳴りは皆無です。当初Batonさんの内径8.2㎜の分を入れてみたらさすがにボヨヨンの太平さゆりちゃんみたいな(関西の人しか知らんかな)バネ鳴りが有りました。オリジナルのバネの威力を測っておけば良かったのですが、分解を始めてから弾速計が届いたので後の祭りです。先代の弾速計は液晶割れで眠っていましたし。
何で割れたかと云うと、発射後の加速って有るのか知りたくて少しづつ離れて速度を測っていたら見事に液晶に命中した訳です。
そしてその謎も迷宮入りです。
 そもそもAPS競技に出られている方々はどれくらいの威力でセットされてるのでしょうか。
かなりの重量弾を使っているみたいですので、初速が遅くなっても体や指のブレが影響しないよう据銃が安定しているのでしょうね。
当然、重量弾の方が空気抵抗や不定な回転の影響が少なく、まっすぐ飛びやすいでしょうが、初速が低い分ガク引きやピストンの反動も受けやすいと思います。BB弾の重さの落としどころはどの辺なんでしょうかね。
  


Posted by you-2 precision  at 12:56Comments(0)APS SR96

2022年10月26日

APS-SR96:内部パーツ

父さん、PDIが倒産したって知ってる?違うよ民事再生を申請したんやで。
そもそも、家族はPDIが何の会社かも知りませんので、こんな会話は有りませんが、本当に民事再生を申請したらしいのでこれは大変です。
X-fireのサイトを見ても生産品目が激減していますし、コンプリートモデルなんかも最近出てきませんので動きが変やなと思っていた矢先です。
 私はAPS-SR96の内部カスタムは何もしていませんが、8メートルで普通にワンホールが日常である「当たりの個体」を手に入れたので内部は触っていませんし、パーツも持っていません。しかも蔵前さんは、BATONの傘下で在庫をどんどん無くして行っていますし、有ってもamazonで定価売りしていたりで、カスタムに明日は無い状況かも知れません。
そんな中やはり、心配になって桑田商会さんのSUSのシリンダーを定価で買ったり、蔵前さんからPOMのピストンを買ったり悪あがきしています。

写真はCNC加工風の台湾製Slongのシアのセットと、Angel Customのロアフレームです。ロアフレームは大阪のとあるお店の在庫処分で3千円でした。あまりに安くて機嫌よく寿司を食って帰ったので財布事情は逼迫していますが。。。
シアのセットはステンレス製で硬度はありそうで、寸度は少し長めですので、少しずつ削って行く調整用には何とか使えそうな気がします。
しかしロアフレームはコッキングレバーのセーフティのパーツが入る溝が省かれていますので、触る前から戦意を喪失しています。
そもそもPDIのパーツに手を出さなかったのは、同じくコッキングレバーのセーフティ機能が無い事と、コッキングインジケーターも使えない事に起因しています。カスタムの基本として、元々ある機能を損ねるなら良いカスタムとは思えません。
 流速カスタムには重めのピストンが良いそうですが、APS-SR96はノンホップですので効果はどうなのか、また重心の異動と反動の大きさがもたらす弾道への影響が気になるところです。
あれやこれやと試すには出遅れ過ぎた感が否めません。各個人のカスタムのブログ等を見ても観念的な理論や自己中心的な結果に終始し 、さほど参考になりませんし。
ここはやはり現状の精度を維持するための強度アップにとどめるべきかもしれません。
グリップの木工加工には、また今週も何やかや理由を付けて取り掛かれない今日この頃です。
  


Posted by you-2 precision  at 19:12Comments(0)APS SR96

2022年10月10日

APS-SR96:チークピース アルミで製作②


 更に5㎜ハイサイトを上げました。これでチークピースに頬骨を付けただけでサイトが楽に同心円に入ってきます。
今日は奥様がいらっしゃいますので十分な距離をとって撃つことが出来ませんが。
 チークピースにクッションゴムを貼ってみました。顔がむくんでいる時突起でツボを刺激してリンパの流れを改善しいち早くむくみをとる仕組みです。イヤそんな訳がない、実は頬でチークピースの定位置がわかるかどうか貼ってみました。しかし頬は意外と鈍感で、アルミが冷たい事も有ってこの程度のイボイボでは、存在が明確では無いです。要はズルですな、頬付けを毎回同じ位置にするための悪だくみですが、今のところ効果なしです。チークダンスで若いお姉ちゃんと頬を寄せ合うとあんなにときめくのにね、こんなに鈍感とは・・・。いっそのことパンクの兄ちゃんが革ジャンに付けている尖ったスタッズでも付けたらどないでっしゃろ。
本当にリンパや血流を改善するならネオジウム磁石を張り付ける手も・・・もうええわっ。

カラフルな六角レンチのセットをネットでポチってしまいました。グリニッヒ+エミルガー(グリュンネル)のHPにある3Dグリップの動画を見ていたら同じようなものを使用していたので欲しくなってしまいました。グリュンネルのアイデアは凄いです。既述の跳ね上げ式チークピースのアイデアも凄いですが、跳ね上げを戻すとネオジウム磁石でカチッと結合するようになっていたり、グリップの高さを変えるためのスペーサーにもネオジウム磁石が仕込んであり、奇麗に重なる工夫が施されています。グリュンネルの設計者にもリンパの流れを改善したい呑み助がきっといるのでしょう。
そんなアホな。ホナまたねー。
  


Posted by you-2 precision  at 11:48Comments(0)APS SR96

2022年10月09日

APS-SR96:チークピース アルミで製作


アルミでチークピースを作り直してみました。
APS系のみならず、ボルトアクション全般の問題として、シリンダーの空気量を確保するため止む無くシリンダーを長くした事が挙げられます。
SS9時代からの後遺症とも言えます。
 海外製のAresさんがストロークの短いシリンダーを作っているようですが、ピストンも短いのかな・・バネ長は・・構造が気になるところです。
シリンダーが長い事により、ボルトの引き城が長くチークピースと干渉するので、チークピースを短くしたり、干渉しない高さにする等デザイン的な制限が生まれました。しかし、このチークピースの位置調整は射撃精度にとってかなり重要な要素となるようです。
チークピースの位置調整で着弾位置が左右されるといっても過言ではないようです。
そんなわけで、APS-SR96はチークピースが短いため、安定した頬付けが困難ではないかと考えています。
おまけに、APS-SR96はシリンダーのエンドキャップが太長くチークピースとの緩衝を助長しています。一層エンドキャップを削ろうかなとも思いましたが、強度的な心配が付きまといます。
 実銃のSBの世界でも同様なことがあるらしく、グリュンネルのチークピースは跳ね上げ式になっています。これは簡単には自作できませんし実銃パーツは6万円ほど。。。もう一丁APS-SR96が買えるがな!!
てなわけで、今回はハイサイトブロックのオフセット機能を利用して干渉しないチークピースを試作してみました。
 エンドキャップを避ける為、チークピースを薄いものとし左側寄りにセットします(右利の場合)左側にセットした分サイトを左寄りにオフセットします。私の使用しているセントラのハイサイトブロックは左右に各4㎜振る事が可能です。

ひたすらにギシギシ削るのみ

形は、Walther KK500のチークピースの角度が鋭い方を模しています。Walther のアルミのチークピースは前後を逆に取り付けることにより頬付け部分が緩やかなカーブか、より鋭角的なほうを使うかが選択できるようです。今回は緩い方は省略です、そんな都合の良いアルミ材は売っていませんので。
いつもながら自分の造形力には惚れ惚れします。アルミのアングルで製作しましたので正に直角ですが。
頬骨の形状を見てみると結構華奢で下部もまっすぐではありません。頬骨とチークピースをアナトミカルに設置させるのは困難な事の様です。射手の射撃姿勢の写真を参考にしても、頬の肉がはみ出るほど強く頬付けしているのも有れば、女子は上品に添えているような写真も見かけます。しかし、眼球や視野への影響を考えると、頬肉を持ち上げて強く押し当てるより確実に頬骨でチークピースを薄く捉え毎回同じ位置に載せるような姿勢の方が良いと思うのですがどんなもんでしょう。前日に飲み過ぎたら顔がむくんで着弾位置が左にずれたなんて困りますよね。(いやアスリートは前日に飲み過ぎません。)ちなに仙台の駅内3Fの立ち食い寿司(仙令鮨)は魚屋さんが経営していてマグロの頬肉と頭肉がネタとして有って、軽くあぶって塩で食しますがこれが抜群に美味しいです。ついついもっきりのお酒を追加してしまいます。んで次の日にはむくんだ顔で出社でした。(私事です)

これがボルトを引ききってシアが掛かった所です。私の場合 瞳から頬骨の下部辺りまで5㎝程ですので、もう少しハイサイトを底上げしてもよさそうです。
グリップの木工になかなか取り掛かる事が出来ませんので、周りから攻めて自分を追い詰めています。
  


Posted by you-2 precision  at 14:11Comments(0)APS SR96

2022年09月27日

APS-SR96:フォアエンドの製作⑥塗装


浸透性のセラミック塗料で塗装しました。オイル分も含まれていますので、濡れ色と云いますが塗膜だけを作るウレタン系の塗料よりは濃いめ表現が出来ます。全体にもう少し赤く発色することを期待したのですが、濃い部分はキャラメルのようなおいしそうな感じの色に仕上がりました。全体的には お値段が張るケーキ屋やさんとかチョコレートやさんで見たことが有るような景色です(自画自賛)。
実はこの部分は、チェリーの無垢板を使っています。チェリー特有の赤い色合いのイタリア製の家具が元々大好きで調達しました。チェリーは経年で赤っぽく変化するらしく、今後の変化を期待しています。
白っぽい部分は前述した通りシナ共芯の合板で、意外にも木目を垂直に見た部分は色濃く仕上がりました。木口面はコントラストが明確なのですが。グリップを製作するときはこの木口の感じで木目を表現したいところです。


チークピースまで同じ素材で作るとくどい感じになるかも・・・・
  


Posted by you-2 precision  at 19:09Comments(0)APS SR96

2022年09月23日

APS-SR96:フォアエンドの製作⑤



塗装前ですが、一応形になりましたのでご覧ください。
実銃界でも流行りのカラー・ド・バーチの様に人工的な着色ではなく、天然木の自然の色目で勝負です。まあ色につきましては塗装後に語らせていただきます。失敗もよぎった放物線状の溝も何とか入れる事が出来ました。価格的にはアルミ部分はスロットレール内のベースを既存のマルゼンの物を使うとしたら1万円位で出来ていましたが、今回はすべてオーダーしましたので1.3万円ぐらい。そして木材はグリップやチークピースも作る事が出来るような面積で買って4千円位でした。その他にも、穴あけには3Øの穴から0.5㎜単位で広げていって8Øまで広げるのに持っていないサイズのドリル刃を買い足したり、ボルト用の特殊なカラーや鬼目ナット、恒例のチタンボルト等をチビチビ調達しましたので計算するのが怖い額になっていると思います。でも工作の工程を考えながら不足物を揃えていく過程も楽しみの一つですが。。。
機構的には、木部でしっかりアルミの部品を挟みM5の2本のボルトで固定していますが、木部はボルトで絞めてもたわむことが無い構造にしています。木部は上から見るとカタカナのエの字の様に真ん中部分で繋がっていますので、ボルトを締めた結果エの字の平行な2辺が歪んでは破損の原因となりますので。
なかなかワルサーの部品表だけでは読み取れない部分ですが。

そして全体の高さは20㎜ほど上下して調整できます。20㎜が妥当な数値なのかは判断できませんが、それ以上下げると以前書いたように全体のデザインバランスが崩れ、見た目が極端な車高上げの四駆車の様になってしまいます。最大限下げても実銃のAR競技規則の銃身の中心から120㎜以内にも適合しています。APSのレギュレーションでは無関係かもしれませんが見た目も大事だと思います。ちなみにM5ボルトが入る穴のクリアランスで前後は多少斜めにもセット可能です。

今後グリップも同じ素材で作り直すのは楽しみでもありますが、当面木くずと木の粉との戦いとなり、近所にはリューターで木を削るかん高い音が鳴り響くことになります。(決して怪しい物ではありません。)  


Posted by you-2 precision  at 20:20Comments(0)APS SR96

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工作機械は乏しいですが、無限の想像力を武器に私的工房You-2精密で、ひたすら当る銃を追求しています。GP100でひまつぶしから10年以上経過しましたが、PCやアドレスも変わり過去のIDも不明で新しく始めました。