2021年12月31日
APS-SR96:フックバットプレート

アンシュッツのフックバットプレートを入手しました。エニスさんのサイトを見ると実銃のARの練習用としてか、フック無しを付けられていたりしますが、APS競技を考えるとフック付きの方が有利ではないかと思います。ボルトアクションですから、カタチだけでもSBに近づけたいですよね。
私自身実銃競技を意識するのか、APS競技とカタチ優先か心揺れるところです。
上の写真は仮留めですが、何とか手持ちの部品を利用して取り付けてみました。
出所は、おなじみの某有名オークションサイトで1万円ちょいの超格安品です。
しかし、お値段にはやはり理由がちゃんと在りました。
フックのネジ山が潰れていることは、説明が在りましたが こんなのは簡単に修復できます。
問題は、ボルトを貫通させナットで固定するため、フック本体をヤスリで削り込んでいる事です。


凄い大胆な工作ですよね。。。。
私は、奇麗なアルマイト加工の表面をヤスリで削り込む勇気は絶対持ち合わせていません。
~ため息が出ます。
でも、値段なりといえば納得感も有りそうで無さそうで・・・・・
でも、値段なりといえば納得感も有りそうで無さそうで・・・・・
気を取り直して、修復師となります。
まず、舐めてしまったネジ山から加工です。これにはヘリカルインサートを使います。
ヘリカルインサートは、フレームが樹脂や亜鉛ダイキャスト、アルミ等を使用したエアガンの修復には必須のアイテムです。

↑ これで、ワンセットになります。ネジサイズがM5用で、袋の中と下に一つ出しているのがヘリカルインサートです。
要は、コイル状の金属で、弱い素材の中に潜り込んでくれて強固なネジ山と変身します。
①先ずは、付属のドリル刃で元のネジ山がほとんど取れるぐらいの直径に広げます。
②インサートの外径に合わせたネジ山をこれもまた専用の中央に置いているタップで切って行きます。
③タップの隣の道具の先のスリットにインサートのL字に折り曲げられた部分をセットし、回しながらねじ込んで行きます。
④最後に一番右にあるポンチを使ってインサートのL字部分を折ります。(少しの打撃で簡単に折れるようになっています。)
このセットで、1,000円未満です。(注意:タップのホルダーは別売です)某有名Aサイト等で購入できます。特にハンドガンのアンダーフレームにダットサイトのマウントベースをねじ止めする際に 素材が柔らかいのでうまくタップが立てられない時や、度々の調整でネジ山を舐めた時に重宝しています。その場合は確かM3ネジ用です。
有名銃砲店の中古品のバットプレートの説明に補強済みとか記載が在るのは、恐らくこのヘリカルインサート加工をしていると思われます。
脇道にそれますが、前の所有者さんが何でネジ山を潰したのかの理由が判明しました。
フックの下部のスリットの端に溝があり中に固そうなピンが入っています。

どう考えてもこのピンを除去しておかないと締め付け固定できる直径には成らないと想像できます。アンシュッツの部品票を見ると英語(ドイツ語は読めません)では、 Threaded pinの表記があり個別販売無しのしるしがありますので、恐らく使用しない時にスリット幅をへたらせない為の治具ではないかと思います。ネジ山が砕けるまで締め上げてもこの強固なピンがあれば固定は困難でしょうね。
本道に戻りますが、ヤスリ跡の修復は、目下進行中で未だお見せするような結果が出ていませんm(_ _)m
今行っている作業は24時間で1mmしか乾かない、アルミのパテを1層1層形成している段階です。
しかしもし出来上がっても、メタリックにはなるのですが色が暗い目でかなり修復跡が目立ちそうです。
自分なりに妥協出来たらお見せしますね。(ということで、自分との戦いは当面続きます)
そして、バットプレートを取り付けるベースも自作しないと、純正の市販品はネジ穴の位置が合わなかったり、お財布事情が合わなかったり、部品数が増えると肩までの距離が遠くなり、そして重くなり、体へのフィット感も合わなかったりで、悩みつつですが 工作を楽しんで行きます。
ターゲットペーパーと着弾確認システム
APS-3:禁断の着弾確認システム/(完)
APS-3:禁断の着弾確認システム/その後②
APS-3:禁断の着弾確認システム/その後①
APS-3:禁断の着弾確認システム
APS-3 EVO10トリガーブレードとかピクトグラムたち
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