2024年10月25日

APS-3:パーフェクトツールセット

APS-3:パーフェクトツールセット


APS-3:パーフェクトツールセット


機械いじりが好きな人は工具も好きですよね。あきゅらぼさんでもAPS-3専用オールインワンのツールセットが販売されていますが、購入された方も多いのではないでしょうか。
 手塩に掛ければ掛けるほど使い勝手が良い工具が欲しくなるものです。ちょこっと昔、仕事でお世話になっているビンテージマセラティのコレクターであるドクターと趣味のお話をした事がありますが(改めて思い出すと毎回 趣味の話が殆どで、最後の30秒だけ仕事の話でした)、応接室にも高価そうなスタックオンの真っ赤な工具収納庫が飾ってあり、大切な自動車のパーツを傷めない高級精密工具とマセラティのエンブレムが入っていました。
そこまで到達しなくても、各パーツに適合した工具は必須です。過去に動画サイトでAPS-3の分解組立時にハンマー代わりにペンチでピンを叩き込んでいる動画を観た記憶が有りますが、ぞんざいに扱う事が格好が良いと思っているのかも知れませんが、私には1ミリも理解できずむしろ不快でした。 

 私の手持ち工具は自慢するような高級品では有りませんが、ネジを全て六角穴のヘッドの物にした事で、準備する工具の数が少なくシンプルになっています。

L字型の六角レンチは、これまでのモデルガンやエアガンの購入履歴に伴い、皆様と同じく腐るほど多数持っていますが、ジンクダイカストや樹脂には締めつけトルクが強すぎて雌ネジを舐める原因となりますので、積極的には使わないようにし、敢えて六角ドライバーを主に使用しています。
ラジコンマニア用に出回っている六角ドライバーは、メカニカルな感じで手を出しそうになったのですが、先端のサイズの大小に関わらず太めで全種同径のアルマイト処理のグリップを使っているので、L字型の六角レンチ同様ネジの大小を考慮したトルク調整が困難だと思い購入を断念しました。
 
てな訳で、写真の中
◇L字型レンチは、2種ともしっかりと締めておきたい所に使います。シリンダースクリューに必須のボールポイントの2.5㎜と、もう一つはスタイヤーのトリガーブレード用の2㎜です(元々はマイナスネジでしたが六角のM3に替えています)。
実銃のブレードをAPS-3のトリガーベースに取り付ける為 レールを咥える穴を少し楕円に削った部分が鉄材のようですので、心配無く締め付けしています。
 
◇六角ドライバーは1.5㎜・2㎜・2.5㎜・3㎜・4㎜で、私のAPS-3の上記のあえてL字レンチを使うパーツ以外の全ネジに対応できます。安心のmade in Japanの刻印が入っています^^。
 一つ忘れていました。フロントサイトのイモネジを締めるだけの用途の0.89㎜が有ります。確かM2のイモネジだと思いますが、垂直にねじ込むにはL字型の六角レンチでは失敗しそうで、レンチの曲がった部分を折ってピンバイスで加えています。良さげなものも市販されていますが、時計職人がこんな感じで特殊な工具を自作されていたのを見たことが有り真似してみました。当然トルクの掛かりすぎは、樹脂製のフロントサイトの雌ネジを舐めてしまいますので、0.89㎜のL字レンチは迷わず捨てましょう。(いや、オークションサイトに出す時のために付属品は大事に保管しましょう)

◇ピンポンチ用のハンマーは小ぶりの時計用工具を手に入れました。(脚気の検査にも使えます、若い人は知らんやろな)

◇ピンポンチはピンの太さによって2種類を使い分けています。

◇ピンセットは先が細く、マニュアルセーフティの真鍮製のプランジャーや、ストライカーのベアリング球が 逃げずに掴めるサイズです。

◇フレネルレンズの平面ルーペは、ギリギリ10点のラインに弾痕が掛かっている事を確認する為の大切なツールです。(たとえ5点でもチャレンジしますが)
 
☆ちなみに、ブルーのシュリンクレザーのロールケースはステッドラーのペンケースを使っています。嵩張らずガチャガチャせず安全に運べます。

ネジの話で思い出しましたが、フロントトリガーガードのネジがゆるみ易いのは、トリガベースとの接触が有り(意図的だと思いますが)、引き切るとボルトへの負担となり ゆるんでいくようです。ネジを少しゆるめた状態でトリガーを引いてみて下さい、トリガーガード自体が浮くように動くはずです。セーフティの機能を損なう事無く接触幅を少なくすればトリガーストロークを後ろに長くできそうで(もう一か所トリガーベースの動きを止めている部分が有りますが)暇なときに削っていますが未だ満足出来る幅には至っていません。
調整式トリガーの仕組みとしてトリガーベースとシアbの接触を早くしてアフタートラベルを作るのですがセカンドステージが前寄りで始まってしまうのが私には違和感となりますので、後方のストロークを延長したいのです。
少しだけ長めのアフタートラベルを発射前と同じ速度で引き終えゆったりとしたフォロースルーを形成する事が理想だと思います。(デバイス依存症の私です)





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Posted by you-2 precision  at 18:41 │Comments(0)APS-3カスタムAPS

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