2024年08月31日
APS-3:トリガーの支点にベアリングを組込みました。
①工作について
APS-3へのボールベアリングの組込みが完了しました。ベアリングを組込む穴は、元々のトリガーベースの支点であるØ3のピン穴から少しずつ拡張して最終はベアリング径からマイナス0.01㎜のドリル刃で仕上げました。
↑いろんな工作を経験してきたフレームですので、キズだらけの手負いの状態です。
今回の工作で最も苦労したのがボール盤のバイスでフレームを固定する方法です。無理やりの固定でしたので穴の拡張過程で固定が甘くなり、最終的には残念ながら少し穴に狂いが出てしまいました。勿論持てる技術とアイデアを駆使してリカバリーしましたが。(本当に技術が有れば最初から失敗しませんが)
使用したベアリングにはフランジ(鍔:ツバ)が付いていますのでフレームに垂直な位置でしっかり設置し精度を出し易いメリットが有ります。しかし、フランジの厚み分の0.6㎜程がフレームから突き出します。そのままではサイドプレートが取付出来ませんので、左右のサイドプレートの内側にベアリング直径分の座グリを設けています。これはベアリングの固定にも寄与しています。座グリドリルの頃合いの物が見つかりませんでしたので(金額を気にしないなら有ると思いますが)M4の六角ネジのヘッド用の座グリドリルを使用したので4㎜の穴がサイドプレートに空く事となりました。
決してこれ見よがしに、ベアリング付けとりまっせ〜って見せている訳では無い事を弁解しておきます。
因みにwaltherLP500は、ベアリングが外側にむき出し状態ですがメカニカルなイメージで良いと思います。勿論、私が使用したのと同じ、シールド型のフランジ付のようです。
写真はhttps://waltherarms.com/よりの引用です。
②トリガープルの変化について
結果ですが、なんやこれ!思わず笑ってしまいました。トリガープルゲージを信用すると、トリガープルはなんと50gとか60gとなりました。良い子は触ったらあかんやつやん。計測時 速い目に引くと0gになってしまいます。計測可能範囲を下回ったかもしれません。もっと精度が高いゲージが欲しいところです。取り敢えず競技用ライフル級の軽さという結果で、正にフェザータッチトリガーの完成です。今回セカンドステージの壁を指に感じ易くする為、トリガースプリングを軽めの物に交換した事も影響しているようです。ファーストステージは、トリガースプリングの張力が弱すぎでトリガープルゲージが反応せず、セカンドステージのみ計測しているような感じです。トリガーを引く力が、ベアリング等の存在で無駄なくシアーの解除に伝わっている事がセカンドステージの軽さの理由でしょう。シアA・Bの咬み合せもギリギリまで攻めなくてもトリガーの感覚に影響が少なくなりました。攻め過ぎた場合、荒い動作ではコッキング出来ない(シアが噛み合わない)事が有りましたが、極限から一歩引いた設定により その危険が無くなり、安定と安全が担保出来ました。
難易度の高い工作ですので自信がない方は、高精度のピンと隙間を埋めるシム、加えてスプリングの張力の調整でそれなりの結果が得られると思います。
機構的には先に紹介したスリーブの効果もあり、よりガタ付きの少ない信頼度が高い物になったと思います。実は、スリーブがシムの役割も担うよう、ベアリングとの隙間調整をしています。
このトリガーで「引きブレ」してたら、下手くその極みですので、ベアリングを組み込んだ事は内緒にする方が良かったかもしれません。これを使いこなせるようになるのか?変な心配が頭をよぎります。サイドプレートの穴埋めようかな…
APS-3へのボールベアリングの組込みが完了しました。ベアリングを組込む穴は、元々のトリガーベースの支点であるØ3のピン穴から少しずつ拡張して最終はベアリング径からマイナス0.01㎜のドリル刃で仕上げました。

今回の工作で最も苦労したのがボール盤のバイスでフレームを固定する方法です。無理やりの固定でしたので穴の拡張過程で固定が甘くなり、最終的には残念ながら少し穴に狂いが出てしまいました。勿論持てる技術とアイデアを駆使してリカバリーしましたが。(本当に技術が有れば最初から失敗しませんが)
使用したベアリングにはフランジ(鍔:ツバ)が付いていますのでフレームに垂直な位置でしっかり設置し精度を出し易いメリットが有ります。しかし、フランジの厚み分の0.6㎜程がフレームから突き出します。そのままではサイドプレートが取付出来ませんので、左右のサイドプレートの内側にベアリング直径分の座グリを設けています。これはベアリングの固定にも寄与しています。座グリドリルの頃合いの物が見つかりませんでしたので(金額を気にしないなら有ると思いますが)M4の六角ネジのヘッド用の座グリドリルを使用したので4㎜の穴がサイドプレートに空く事となりました。
決してこれ見よがしに、ベアリング付けとりまっせ〜って見せている訳では無い事を弁解しておきます。

因みにwaltherLP500は、ベアリングが外側にむき出し状態ですがメカニカルなイメージで良いと思います。勿論、私が使用したのと同じ、シールド型のフランジ付のようです。

写真はhttps://waltherarms.com/よりの引用です。
②トリガープルの変化について
結果ですが、なんやこれ!思わず笑ってしまいました。トリガープルゲージを信用すると、トリガープルはなんと50gとか60gとなりました。良い子は触ったらあかんやつやん。計測時 速い目に引くと0gになってしまいます。計測可能範囲を下回ったかもしれません。もっと精度が高いゲージが欲しいところです。取り敢えず競技用ライフル級の軽さという結果で、正にフェザータッチトリガーの完成です。今回セカンドステージの壁を指に感じ易くする為、トリガースプリングを軽めの物に交換した事も影響しているようです。ファーストステージは、トリガースプリングの張力が弱すぎでトリガープルゲージが反応せず、セカンドステージのみ計測しているような感じです。トリガーを引く力が、ベアリング等の存在で無駄なくシアーの解除に伝わっている事がセカンドステージの軽さの理由でしょう。シアA・Bの咬み合せもギリギリまで攻めなくてもトリガーの感覚に影響が少なくなりました。攻め過ぎた場合、荒い動作ではコッキング出来ない(シアが噛み合わない)事が有りましたが、極限から一歩引いた設定により その危険が無くなり、安定と安全が担保出来ました。
難易度の高い工作ですので自信がない方は、高精度のピンと隙間を埋めるシム、加えてスプリングの張力の調整でそれなりの結果が得られると思います。
機構的には先に紹介したスリーブの効果もあり、よりガタ付きの少ない信頼度が高い物になったと思います。実は、スリーブがシムの役割も担うよう、ベアリングとの隙間調整をしています。

このトリガーで「引きブレ」してたら、下手くその極みですので、ベアリングを組み込んだ事は内緒にする方が良かったかもしれません。これを使いこなせるようになるのか?変な心配が頭をよぎります。サイドプレートの穴埋めようかな…
APS-3:アドバンスドトリガーベースver.2
APS-3:アドバンスドトリガーベース
APS-3:LE2021地道な軽量化
APS-3:LE2021〜グリップの修正
APS-3:LE2021シルバーカーボンバレルカスタム
APS-3:カーボンバレルスリーブVer.2
APS-3:アドバンスドトリガーベース
APS-3:LE2021地道な軽量化
APS-3:LE2021〜グリップの修正
APS-3:LE2021シルバーカーボンバレルカスタム
APS-3:カーボンバレルスリーブVer.2