2024年06月09日

APS-3:裏切らない多弾数マガジン『COMMIT-5』の秘密(21連)

APS-3:裏切らない多弾数マガジン『COMMIT-5』の秘密(21連)
                   ↑以前から、アイデアを温めていた、多弾数マガジンを製作してみました。
 これまで、多弾数のマガジンを自作されたり、購入されたりしているのを見ていたのですが、不安点は、銃本体にセットして給弾すると6発がメインマガジン(オリジナルのマガジンをメインと呼び、後から装着したものをサブと以降 表現します)に入り、発射数の勘違いが起こり得ることでした。これを簡単に解消したのが、名付けて『COMMIT-5』です。「COMMIT TO LOAD EXACTLY 5 BULLETS. 」(たいそうなネーミングでっしゃろ!)
  本日も、出血大サービスで皆様にネタを公開します。
☆6発入ってしまうのは
 メインマガジンを銃にセットし給弾レバーを最後部まで引き、既存の上部の切り欠きにレバーを固定して給弾すると、銃へのセット前にBB弾のこぼれを防止するストッパーがセット後は開いた状態ですので、チャンバー内まで弾が入り6発の給弾となります。
                                       ↓黄色の矢印がストッパーです。
APS-3:裏切らない多弾数マガジン『COMMIT-5』の秘密(21連)

APS-3:裏切らない多弾数マガジン『COMMIT-5』の秘密(21連)
       
☆今回のポイント   ↑ブルーの矢印の所が新たな切り欠きです。四角の棒ヤスリ等で削って作成します。
 新たに前方に設けた切り欠きで止めるとBB弾を送るガイドがBB弾1個分前方で止まります。同時に、サブマガジンからの給弾孔も既存の横側の給弾孔からBB弾1個分前方の上部(赤の矢印の位置)に開けておきます。この位置からでは5発しか給弾されません。工作にあたってはBB弾の直径である6㎜が移動させる距離であったり、空ける穴であったりごく簡単な考え方です。
(給弾をスムーズにする等の要素で多少の調整幅は勿論必要です)
☆操作方法
 ① 銃にマガジンをセットせずに給弾する場合は、既存の最後部上の切り欠きにレバーをセットしてからメインマガジンに これまで通り横の給弾孔から給弾し、レバーを解除後サブマガジンに後部給弾孔から給弾します。
 ② 銃にマガジンをセット後に給弾する場合は、前方下の今回設けた切り欠きで止めてサブマガジンの給弾孔からメインマガジンに流し込みながら給弾し、サブ・メイン共にBB弾で満たします。 当然ながら5発の発射後のメインマガジンへの給弾時も前方の切り欠きで止めてサブからメインへと流し込みます。いずれの場合も切り欠きからレバーを解除して完了です。
 副産物として、これまで塞いできた 横からのオリジナルの給弾孔を空けたままで大丈夫となり、工作の手間が省けました。
☆注意点
 後部上の切り欠きからの解除は、忘れると給弾孔からの弾こぼれとなりますので注意してください。
新たに設けた前方下の切り欠きの解除も忘れると、フルオートとは言いませんが、チャンバーへの装弾過多となります。


APS-3:裏切らない多弾数マガジン『COMMIT-5』の秘密(21連)
              ↑今回も残弾数のインジケーターのシールを作成しました。数字が入る幅が無いのでドットに変更です。
上部にサブマガジンが鎮座していますので、インジケーターは斜め上から見る事になりました。拡大すると私の工作の粗さが露見します。まあ、使えたらええやん!
APS-3:裏切らない多弾数マガジン『COMMIT-5』の秘密(21連)
 ↑ABS製の外径8㎜の角パイプを使っています。
☆素材について
 角パイプは中華サイトで格安で入手しましたが、ラジコンショップ等でも手に入ります。勿体無いですが、従来通りメインマガジンの流用でも充分です。
☆その他工作
 サブマガジンの給弾孔には、バネ圧が掛かったベアリング球で止める蓋を作成しました。(いわゆるプランジャーの構造です。)写真は上部給弾孔が閉まった状態ですが、横後部の穴でベアリング球を止めると 上部の給弾孔が解放されます。こんな面倒な工作無しで、接着で塞いで、上部にタイトな給弾穴を空けておくだけでも弾こぼれは無いと思います。(プローンをブリッジして撃つ射手は弾こぼれするかも)((全盛期のアントニオ猪木でもそれは致しません))
サブマガジンは、6㎜×15発の容量で90㎜の計算で作成しましたが、メインマガジン内との合計で21発入ります。この1発が銃撃戦で命拾いとなる日が来るかもしれませんのでそのままにしておきます^^
素材の厚みが非常に薄くカッターで切断可能です。1発余分に入ったのは内径が6.5㎜以上あり、サブからメインマガジンへの弾落ちが楽になるように後部にクリアランスを儲けたのと、サブとメインマガジンの接合でBB弾の落下部の壁厚合計が2.5㎜程となり、そこに入り込みガイドで止まっている分のBB弾により発生するクリアランスの合計結果だと思います。
オリジナルのメインマガジンは5.5ℊで、今回作成したサブマガジンは素材が薄い分とても軽く、メインとサブのトータルで8.2ℊで仕上がっています。

さあ、これでいっぱいマガジンをポケットに入れず心置きなく練習できます。(まだやってなかったんかい)









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Posted by you-2 precision  at 13:22 │Comments(0)APS-3片手射撃APS

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工作機械は乏しいですが、無限の想像力を武器に私的工房You-2精密で、ひたすら当る銃を追求しています。GP100でひまつぶしから10年以上経過しましたが、PCやアドレスも変わり過去のIDも不明で新しく始めました。