2023年12月24日
トリガーのキレとタイミング まるでトリガー界のナオヤイノウエや〜

XT-6を下ろし軽いAPS-3で出直そうとしています。
久しぶりにマルゼンさんのホームページを覗くと、歴代のAPS-3が並んでいてスペックが残っていました。
私が所有する限定モデルのLE2020と更に新しいLE2021の差はトリガーピンが2020はオリジナルで2021はステンレス製だそうです。
ノウハウを小出しにして限定品を作り出しているようです。(すいません辛辣なのは関西生まれの性です)
究極はあきゅらぼさんの様にベアリングを追加して、滑り摩擦を転がりに変える事と、トリガーピンとベアリングの交差を最小にして力の方向の精度を向上させることだと思います。ベアリングを咬ます工作は出来そうに思いますが、少なからず工作失敗のリスクを背負っての挑戦となります。そこで、SR96のトリガー周りを何とかしたいなと 過去に買ったØ3(Ø=直径㎜)の精密シャフトの手持ちがありますので、とりあえずオリジナルのØ2.95とすげ替えてみる事を思いつきました。長さはオリジナルが14㎜弱で手持ちが20㎜でしたので切断することから始めます。
黒染めがORです↑ 黒染めが剝がれるだけでもミクロン単位で寸度が変化していますのでステンの方が安心ね。
究極はあきゅらぼさんの様にベアリングを追加して、滑り摩擦を転がりに変える事と、トリガーピンとベアリングの交差を最小にして力の方向の精度を向上させることだと思います。ベアリングを咬ます工作は出来そうに思いますが、少なからず工作失敗のリスクを背負っての挑戦となります。そこで、SR96のトリガー周りを何とかしたいなと 過去に買ったØ3(Ø=直径㎜)の精密シャフトの手持ちがありますので、とりあえずオリジナルのØ2.95とすげ替えてみる事を思いつきました。長さはオリジナルが14㎜弱で手持ちが20㎜でしたので切断することから始めます。

黒染めがORです↑ 黒染めが剝がれるだけでもミクロン単位で寸度が変化していますのでステンの方が安心ね。
素材はSUS303との事で結構硬く糸鋸の刃を4本ダメにして何とか切断できました。このシャフトは寸法許容差がh5という規格でØ3で-0.004㎜です。マルゼンさんのステンレスピンは-0.010㎜と公開されていますで、私の手持ち分の方が更に高精度だと思います。これは、ベアリング用のシャフトとして探したものなので、たどり着いた結果で今回の狙いではありませんが。
しかしトリガーとの擦り合わせがきつい可能性も有りますのでどんなもんでしょう。トリガーのピン穴の直径を正確に測るのは難しい事ですし分解も面倒ですし。ついでに蔵前さんのテフロンコートピンはØ2.98との表記が有りますので多くの人に扱い易いサイズを選択したようです。

↑ノギスの精度ではØ3の表示となりました。小数点2位までしか図る事が出来ませんので。

↑ORは公称通りØ2.95でした。
ピンのすげ替えだけですので殆ど分解する必要はありません。オリジナルのピンの頭めがけて新しいピンを打ち付けオリジナルピンを落として完了です。もちろんタイトな感じで少々力を入れないと入りませんでしたが、然程困難なく交換出来ました。ピンを打ち込んだり抜いたりするときは桑田社長さんの動画の様にオリジナルの治具を用意することは重要です。ジュラコンヘッドの軽いハンマーでもフレームそのものを歪ませる可能性が有りますので、木にピンが落ちる穴を空けたり、ガムテープの芯の穴を使ったり工夫しましょうね。(ジジイですが老婆心というやつです)
出来栄えは、素晴らしい!の一言です。ほんまかいな・・・セカンドステージのキレが一層軽くなり一連の動作の精度もカチッとはまったような気がします。論理的な表現は出来ませんが。気が大事なんです。トリガーを横から押してみても左右へのブレは当然皆無です。機械的信頼性の向上という結果でしょうか。客観的に見て、ピン穴とのすり合わせがタイトになった分だけファーストステージが重く感じ、セカンドステージとの加圧差を少なく錯覚して軽くなったと感じている可能性も有ります。この場合、すり合わせの経時変化により指に伝わる感覚が変化する可能性も有りますが、トリガーそのものを軽く触れてみて、擦れてきしむ感じも無いのでこのままの感覚が維持できることを期待しています。どこの部品を使うかは好みですがどちらにしても安価に手に入りますので試してみる価値は有ると思います。年齢とともにいろんな所のキレが悪くなりますが・・・APSだけはカチッとね。(下ネタに走るのも年齢の性です)
使えそうな機械部品を探してネットの旅に出るのも楽しいですよ。品名が不明で思い付きで検索してたどり着いた時の喜びとか、見つけたら某アジアの大国から送られてきたりして…安いけど ちと不安だったり、工業規格の勉強になったりしてね。
尚、表題に誇大な表現がありました事を謹んでお詫び申し上げます。イヴやし。
APS-3:アドバンスドトリガーベースver.2
APS-3:アドバンスドトリガーベース
APS-3:LE2021地道な軽量化
APS-3:LE2021〜グリップの修正
APS-3:LE2021シルバーカーボンバレルカスタム
APS-3:カーボンバレルスリーブVer.2
APS-3:アドバンスドトリガーベース
APS-3:LE2021地道な軽量化
APS-3:LE2021〜グリップの修正
APS-3:LE2021シルバーカーボンバレルカスタム
APS-3:カーボンバレルスリーブVer.2